デザイナーという職業Vol.020「“今のデザインをリードしているのはwebデザインである”の意味とは?」
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早く!早く!線、抜いて!!
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と、
一番最初に勤めた出版会社で
社長に言われたのを
つい最近のように思い出しました。
もう18年くらい前の事です。
当時(18年前)、勤めていた会社では
インターネットの回線がダイヤルアップという
電話回線でした。
インタ−ネットがつながっている時間は
通信料金が発生するため、
いちいちケーブルを外してオンオフを確認していました。
ネットに繋ぐのもヒヤヒヤもんです。
当時(18年前)のHPのデザインを思い出してみた。
当時はまだ、WEBデザインというのが確立しておらず、
グラフィックデザイン(印刷ツール)に近い
紙面的なデザインが多かったです。
雑誌、パンフレット、ポスター、フライヤー等の
印刷ツールのデザインを参考にデザインされていたような
気がします。
ただ、それを選んで参考にしているというか、
その方法しかなかったんだと思います。
参考にできる平面のデザインが
グラフィックデザイン(印刷ツール)しかなかった。
あれから約20年が経ちました。
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今は、WEBデザインとグラフィックデザインが
逆になっているような気がします。
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HPやスマホ、タブレットのインターフェイスのデザインを
参考に印刷ツールをデザインしているような気がします。
例を挙げるなら、
少し前にスマホのデザインがフラットデザインに
なりましたよね。
印刷ツールにもそれが反映されています。
特に、スマホのインターフェイスデザインを
印刷ツールにも取り入れているケースが多いような気がします。
弊社の仕事でも最近それを意識して
デザインしたフライヤーがあります。
下記画像がそうです。(不動産会社様の案件のフライヤー裏面です)
↓
フライヤーという印刷ツールですが、
スマホのデザインのように上から下へ降りてくる流れで
内容がわかるように制作しました。
(従来のグラフィク的(紙面的)なデザインであれば
上下だけではなく左右の流れも入れる場合が多いです。)
情報を中央軸に揃え、上から下へ降りてくる流れで構成し、
白場を多くシンプルなデザインという
スマホのインターフェイスデザインを意識して制作しました。
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人は普段多く見ているものに意識が行く。
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スマホ依存症という言葉もあるくらい
現代人はスマホを見ている時間が多い。
今は雑誌よりもスマホで情報を収集する時代です。
普段見ているものに親近感を持つ人間の心理に
訴求したデザイン提案は重要だと感じています。
そいういう意味では20年前と変わって、
現在のデザインをリードしているのが、
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グラフィックデザインではなく、webデザイン
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という事が言えると思います。
本日も私のブログを読んで頂きありがとうございますm(_ _)m
KATATI, Inc.
代表 オチ・アキラ
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